こんにちは、篠岡です。
この間のコミティアで、たくさん小説本をいただきました。
各サークル様、ありがとうございました!
今回は、それらを読んで考えたことを、少しまとめてみたいと思います。
第01回目は、「第一印象」についてです。
まずは、サークルさんを回ったときの、第一印象から!
やはり、カラーであったり、イラストが大きく載っている本は目を引きますね。
文章系サークルさんだと、落ち着いたものが好まれるようで、装丁自体がアースカラー方向に行きがちですが、
参加サークルさんはたくさんありますから、まず、まさに目立って、目にとまることが重要だと思います。
そして手に取ったとき、開いた部分が次の印象になります。
つまり、本文レイアウトですね。
読みやすい紙の色、文字の色、文字のフォント、文字幅、行と列の幅、ルビ等々……。
読みやすい! と思ってもらうことで、内容を読んでいく気持ちが出てくる部分です。
こだわると、本当にいろいろいじりたくなる部分でもありますね(笑)
ここは、実際に販売されている文庫を参照とするのが一番良いと思います。
続いて、本自体の印象。
ページを開いていきたいのに、紙の小口が揃っていなかったり、折りが歪んでいたりすると、
ちょっと読みたい気持ちに影響が出ると感じました。
無料本など自宅制作の場合、最後まで丁寧に作れる部分ですから、手間を惜しまないことは大事だと思います。
次は、外装から内容に至る、架け橋のような部分。
つまり、ジャンル紹介やあらすじ、キャラクター紹介などですね。
初めて見る本がほとんどですから、ここを伝えないと、「どんな本だろう」という興味も湧きづらいものです。
特に、「この本で一番かっこいい部分を表に出してしまう」という、
いわゆる文庫における「オビ」のような宣伝様式は、かなり有効だと思われます。
作者の文体も、実際の内容も、一文で示せますからね。
個人的に、「この作者さんはどんな文章、どんなリズム、どんな言葉を選んで文章を書くのかな」というのが
読むとき一番気になる部分なので、そこはもう、どどーんと出して欲しいと思っています(笑)
試し読みのような短編もいくつかいただきました。
しかし、これも、試し読み部分に本編への「引き」がなく、短編で満足できてしまうという問題が……。
続きはどうなるの!? と思わせるのは、こういう配布方法の場合は重要だと思います。
こんな感じで、内容に入るまで、「第一印象」について書いてみました。
第02回は、「文章の内容」についてを、少し書いていきたいと思います。
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